お金に困らない資産運用の考え方
「派遣社員って、福利厚生がないじゃないですか」
「だから、せめて自分で稼いだお金でなんとか増やしたいと思っているのですが、資産運用するって言っても、一体何に手を付けたらいいかさっぱりわからない・・・」
「いきなり株式投資をするって言っても、なんだか恐いじゃないですか。でもそうは言っても、何をどうしていいかわからないのです。」
そんなあなたの資産運用を考えるにあたって まず始めに知っておかなければならない投資の基本的な考えについて 始めにお話したいと思います。
この考えをなくしては、お金はいつまでたっても貯まらないどころか気がついたらお金がなくなっていた…なんて事になりかねません。
だからこそ、資産形成の最初に 投資の大原則の基本の事を まず始めにお話したいと思うのです。
言うなればお金が増え続ける基本的な考え方とも言えます。
そんな投資の基本的な考え方を、これからお話したいと思います。
投資による収入について
まず投資収入の分類についてお話したいと思います。
実はこれが最も大事な話です。
それは何かと言うと、投資収入というのは 2つに分類されるという事です。
つまり、投資収入は、キャピタルゲインとインカムゲインに分類される という事です。
キャピタルゲイン
これは 株式投資で説明するならば、
ソニー株を4000円で購入して株価が上昇し、6000円になったので、売却する事にしました。そうすると1株当たり2000円 売却利益が出た事になります。
このように
「資産価値の上昇下落での売買をして、利益を出す事」を
キャピタルゲインと言います。
自分が買った土地や物件が値上がりしたので、売却して得た利益も
キャピタルゲインになります。
これが一つ目の投資分類です。
一方のもう一つの投資収入の区分としてあるのが
インカムゲインという投資分類です。
インカムゲイン
投資した金額に対して、年間~%の定期的な収入があるというものを言います。株式投資ならば、配当利益、銀行預金の預金金利も
インカムゲインになります。
また、マンションを購入して他人に貸せば、それは家賃収入となり
インカムゲインとなります。
さらには、FX(外国為替証拠金取引)の為替の差益の金利収入も(最近は世界中で 低金利になってしまったので、注目されなくなってしまいましたが)インカムゲイン収入になります。
以上のように、投資収入には このように2種類の分類があるのです。
この知識を頭に置いた後で、最初に戻って考えてみましょう。
つまり、お金を増やす基本的な考えの方程式の事です。
このシンプルな式ですね。
投資収入>支出
そして、この投資収入の内訳が、キャピタルゲインとインカムゲインの2つの投資収入のどちらであるか? 両方になっているか?
そこを気にするようにしましょう。
キャピタルゲイン とともに、インカムゲインも重視しよう!
一般的に、投資収入というと、キャピタルゲインの方ばかり クローズアップされますが、実は 長期的に見て大切なのは、インカムゲインの方なのです。
株式売買や 不動産売買の利益 といった キャピタルゲインは、大きいですが、一時的なものです。
もっと長期的視野で見れば、インカムゲインの投資収入が 支出を越える事こそが、大切なのです。
もし、インカムゲインの投資収入が 毎月の支出以上にあるようになったら・・・・・
親の介護や、自身の病気など、なんらかの事情で働く事が出来なくなっても、生活していくことはできます。
キャピタルゲインの投資収入の場合は、お金を動かす判断を自らで行い 売買利益を出すという事なので ある意味、頭脳労働での投資利益を出す事に他なりません。
ですから、もし、病気で倒れてしまったら、頭を働かせられる状態でなくなってしまったら、株式売買にせよ為替取引にせよ、あらゆる投資ができなくなってしまいます。
キャピタルゲインも大切ですが、インカムゲインの大切さは、
もっともっと意識しておくべきことなのです。
投資収入(インカムゲイン) > 支出
この考えに基づいて 自分の資産形成を考えていく事が大切なのです。
まず目指すところは、インカムゲインの投資収入を積み上げていき
毎月の支出を越えるような状態にする事なのです。
気になるのは どうやってインカムゲインの投資収入を増やしていくのか?
やはりここでしょう。
でも実は これを学ぶほど、キャピタルゲインの投資収入があってこそ、
インカムゲインの投資収入を増やしていける ということがわかってきます。
この二つの投資分類は、車で言えば車輪みたいな物で 両方の車輪が回ってこそ、
うまく動き機能するという事なのです。
キャピタルゲインも インカムゲインも、どちらも大切だ、と言うのは
そのようなイメージなのです。