お金がなくなると 思考も知能も低下する

「知能テストの結果と、収入の多寡には 明確な相関関係があった」

ということが証明されたそうだ。

 

収入が多い時は、知能テストの結果は良い。

収入が少ない時は、知能テストの結果は悪い。

(インドの農家を対象に調査)

 

所得の高い人は、知能テストの結果は良い。

所得の低い人は、知能テストの結果は悪い。

(アメリカ人のボランティアを対象に調査)

 

科学雑誌『サイエンス」2013年8月30日に掲載された論文の1つで、これは

お金がなくなると、そのことに気が取られ、考えが浅くなってしまう。

知能が低下してしまう、ということを意味している。

 

ストレートに表現すれば

 

「金が乏しくなってしまったら、多くの人は頭が回らなくなってしまう」

ということである。

 

今まで 収入が増えたり減ったりした経験があれば、

このことは誰もが「確かにそうだった」と思えるでしょう。

 

「世の中、金がすべてではない」のは確かだが、

単純に、お金がなくなる、乏しくなるだけで、

当然、それに付随して いろんな面で生活が危機に直面する。

 

家賃をどうしよう? 今月はなんとか払ったけど、来月は??

食事はどうしよう? 

光熱費はどうするのか。 携帯の料金も、これ以上 安くならないし・・・・

家族はどうなっちゃうんだろう?

仕事はどうしたらいいのか、

今月は乗り切れるのか、

こんなことでいいのだろうか……。

 

心配事がどんどん膨らんでいってしまう。

 

つまり、金が乏しいだけで、収入が減っただけで

全方位に渡って 生活に悪影響を及ぼすことになる。

こういったことに気を取られると、もはや

知的活動どころでは なくなってしまう。

 

「人生の幸せを考える上で、お金のことに向き合うことは不可欠だ。」

という意味は、ここにある。